外国語の勉強とタップハイライト

polymonyrks2022/07/15(金) - 20:10 に投稿

タップハイライト拡張は外国語の勉強に使うと最適です。教材として「何かを説明する記事」を用います。有名なのはWikipediaで、ここでもWikipediaで説明しますが、学校の教科書も適しています。末尾にタップハイライト拡張で読めるオンラインの教科書をご紹介しています。

 

わからない度の軽減(少なくとも同じ単語)

タップハイライト拡張は、同じ単語を同じ色にハイライトします。これによりどの位置にどの単語がいるかが人目で分かるようになります。これは以下の2つの効果をもたらします。

2.1.わからない単語の見かけ上の数を減らす

アラビア

多くの日本人にとっては、とびきり難しいであろう言語を用意しました。アラビア系の言語です。単語にして400単語くらいありそうです。自分もですが一つも単語がわかりません。次に、これをタップハイライトしてみます。

 

アラビア2

タイトルの単語ふたつ(オレンジ、緑)と小項目(緑)をハイライトしています。結構多くの単語がマーキングされました。これによりハイライトする前は400だったわからない単語が、380まで低減しています。まず数が減りました。しかしこれ以外にも効果はあります。上のアラビア系言語だと全くちんぷんかんぷんだと思うので、英語に変えてみます。

 

 

2.2.わからない単語の意味を推測できる可能性を上げる

あなうめ

 

上を穴埋め問題として考えた場合、どう見えますか?オレンジ色は、

〇〇reaction (〇〇反応)をelectricity(電気)を生み出すために利用する

〇〇fission(分裂)、〇〇decay(崩壊)、〇〇fusion(融合)

uran, plutonium(ウラン、プルトニウム)、、

といった具合に、ヒントがたくさん出てきていますね。答えは核(Nuclear)です。オレンジが核だと分かると緑もわかってきます。答えはpower(力)です。直訳だと核力ですが原子力のほうがよく聞きますね、日本語では。

 

 

まとめ

このように、同じ単語を同じ色にすることで(1)わからない単語の見かけ上の数を減らせる、(2)わからない単語の意味を推測できる可能性を上げる、という2つの効果が得られます。これは外国語の習得をかなり楽にします。

しかし、これを手でやるとなると大変です。

 

楽に高速でハイライト(アプリ紹介)

当関数型玩具製作所は「タップハイライト拡張」というアプリを用意しています。ハイライトとはマーキングのことを指します。上の動画も「タップハイライト」を用いて作成されています。気になる方は是非見てみてください。

 

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タップハイライトで読める海外の教科書

いくつかありますが、openstaxというサイトがアメリカの中高レベルの教科書を用意してくれています。例えば、学校で習った内容を復習ではこのサイトの同じ箇所で復習する、これにより英語とその教科を同時に学ぶ、という使い方が面白いかもしれません。

openstax以外にもWeb上で読める英語の教科書はこちらにまとまって紹介されています。

余談ですが、Webで読める日本語の中高生向けの教科書は2022年時点では見受けられません。電子教科書の形でSafariやChromeで読めることを謳っているものがありますが、いずれも「普通のホームページ」とは異なる形式になっているのでタップハイライトが使えません。残念です。資格試験の問題集や過去問は普通のホームページにあったりするので、そちらでは利用可能です。