操作方法(Wikipediaサンプル)

polymonyrks2022/01/02(日) - 10:49 に投稿

【操作方法】

以下の手順で色づけできます。左下のボタンで各状態を操作していきます(着色メカニズムはこちら)。

(色付けになっていますが、現在はマーカーを引く仕様になっています。読み替えてください。)

 

(1)起動前

最初は左下のボタンが灰色です。まずはこれを押してください。起動が完了すると青色になります。

popilizer操作(起動前)

 

(2)起動時

起動するとボタンが青になります。これで単語クリックで色づけ出来る状態になりました。何かクリックしてみましょう。黄色部は重要語なのでおすすめです。

popilizer操作(起動時)

 

(3)クリック時

クリックすると、クリックされた単語を含む箇所が色づけされます。色付けは読みやすくなる単位になってます。いろんな単語をクリックして遊んでみてください。ただし注意点としてリンク遷移は無効になってます。リンク箇所も分からない状態です。次はリンク遷移を有効にする方法です。

popilizer操作(クリック時)

 

(4)リンク表示時

青色ボタンを押すとリンク箇所に下線が入ります。これでリンク遷移出来ます。再び色づけしたい場合は青色ボタンを押すと戻れます。緑のボタンが消えたのが戻った印です。次は色のリセット方法です。緑のボタンを押します。

popilizer操作(リンク表示時)

 

(5)色リセット時

色が消えました。色は各単語で被らないよう適宜自動でやりくりされてます(どの単語が何色かは流動的)が、色を使いすぎたなと感じた場合はこのようにリセットをかけます。

popilizer操作(色リセット時)

 

(6)リンク先が無い時

スタートページから1リンク先までは遊べますが、その先はない(リンク切れ)です。普通のWikipediaのページに飛びます。もう一度遊びたい場合はブラウザの戻るボタンで戻ってください。

まずは何も考えず色々試すのをオススメします。技術の背景や効果的な着色方法については追々説明資料を用意する予定です。以上、操作方法の説明でした。

 

【着色のメカニズム】

そもそも自然な単位とはなにか?また、色々とクリックすると急にマーカーが分裂したり、新しい緑系の色が生じます。

そのメカニズムについてここでご紹介します。

【自然な単位】

自然な単位とは名詞句を指します。正確には指示代名詞「それ」で置き換え可能な単位です。具体例を見たほうが早いです。

「スターバックスの駐車場に美しい花が咲いている」という文章を考えます。この文章を構文解析した結果が下の図です。

スタバの文章の構文ツリー

この図のうち、「np」と書かれた箇所が名詞句になります。この単位で色を付けると見やすいです。具体的には、、

「スターバックス」、「駐車場」、「スターバックスの駐車場」、「花」、「美しい花」、「咲いている」、「スターバックスの駐車場に美しい花が咲いている」

以上です。これらを色付けする際はその中身は必ず1つの色になるように制御されています。ただし「スターバックスの駐車場」、「美しい花」、「咲いている」がデフォルトの単位になっています。例えば「駐車場」をクリックすると「スターバックスの駐車場」全体に色が付きます。

スタバ駐車場

【2つ以上の条件が1つの名詞句に重畳する場合】

2つのシナリオが用意されています。

【名詞句の分裂】

1つ目は名詞句の分裂です。「スターバックス」をクリックすると「スターバックスの駐車場」全体が色付けされますが、「駐車場」をクリックすると「スターバックス」、「駐車場」の2つに分裂します。

分裂

【新しい色の生成】

2つ目は新しい色の生成です。「花」をクリックすると「美しい花」全体が色付けされます。

最初の美しい

その後で「美」をクリックすると「美しい花」全体が緑系の色になります。

美しい次

これ以上細かく分裂してほしくない、場合に緑色は発生します。上の例だと「美しい」、「花」、と分裂しているのが好ましくないと判定し、新しい色として緑が「美しい花」全体に配色されます。

具体的には、(1)形容詞+名詞、(2)漢字やカタカナの連続、の2つがこの条件にあたります。

上の構文ツリーでは現れてませんが「スターバックス」のクリックの後で、「駐車」、「場」をクリックすると「駐車場」全体が緑系の色になります。

駐車場

【自動配色】

クリック時に付けられた色は固定ではないです。例えば「化学」をクリックしてピンク色になっても、読み進めて行くと「化学」が他の色になったりします。これは現在見えている視野中で色がかぶらないようにプログラムが制御しているためです。「どの単語がどの位置にあるかを探す」、という観点ではなく、「複数の単語を色分けすることで区別する」を優先させています。ご注意ください。