そもそも自然な単位とはなにか?また、色々とクリックすると急にマーカーが分裂したり、新しい緑系の色が生じます。
そのメカニズムについてここでご紹介します。
【自然な単位】
自然な単位とは名詞句を指します。正確には指示代名詞「それ」で置き換え可能な単位です。具体例を見たほうが早いです。
「スターバックスの駐車場に美しい花が咲いている」という文章を考えます。この文章を構文解析した結果が下の図です。
この図のうち、「np」と書かれた箇所が名詞句になります。この単位で色を付けると見やすいです。具体的には、、
「スターバックス」、「駐車場」、「スターバックスの駐車場」、「花」、「美しい花」、「咲いている」、「スターバックスの駐車場に美しい花が咲いている」
以上です。これらを色付けする際はその中身は必ず1つの色になるように制御されています。ただし「スターバックスの駐車場」、「美しい花」、「咲いている」がデフォルトの単位になっています。例えば「駐車場」をクリックすると「スターバックスの駐車場」全体に色が付きます。
【2つ以上の条件が1つの名詞句に重畳する場合】
2つのシナリオが用意されています。
【名詞句の分裂】
1つ目は名詞句の分裂です。「スターバックス」をクリックすると「スターバックスの駐車場」全体が色付けされますが、「駐車場」をクリックすると「スターバックス」、「駐車場」の2つに分裂します。
【新しい色の生成】
2つ目は新しい色の生成です。「花」をクリックすると「美しい花」全体が色付けされます。
その後で「美」をクリックすると「美しい花」全体が緑系の色になります。
これ以上細かく分裂してほしくない、場合に緑色は発生します。上の例だと「美しい」、「花」、と分裂しているのが好ましくないと判定し、新しい色として緑が「美しい花」全体に配色されます。
具体的には、(1)形容詞+名詞、(2)漢字やカタカナの連続、の2つがこの条件にあたります。
上の構文ツリーでは現れてませんが「スターバックス」のクリックの後で、「駐車」、「場」をクリックすると「駐車場」全体が緑系の色になります。
【自動配色】
クリック時に付けられた色は固定ではないです。例えば「化学」をクリックしてピンク色になっても、読み進めて行くと「化学」が他の色になったりします。これは現在見えている視野中で色がかぶらないようにプログラムが制御しているためです。「どの単語がどの位置にあるかを探す」、という観点ではなく、「複数の単語を色分けすることで区別する」を優先させています。ご注意ください。