Text Transformer(Safari版)のリリース
Text Transformer(Safari版)をリリースしました。2024年7月15日の話です。
Safari拡張で、iOS, macOSで動きます。
正確にはリリースではなく、既存のアップデートなのですが2年ぶりのアップデートで、
もはや原型をとどめていない感じです。
この2年間で読書拡張の技術は大きく前進しました。
以下、2年前を知っている人、旧バージョンのユーザーの方向けです。
駄文チックでもあるので興味のある人だけ読んでみてあげてください。
最後の辺りは特に読んでもらいたいです。
アップグレードしたもの
言い忘れましたがまず、2年前のバージョンはオプション選択でそのまま使えます。
これは言っとかないとです。で、話を戻しますが、以下の点がアップデートされています。
- 自動整列
- 自動ハイライト
- 分かち書きによる単語取得(日本語、中国語)
-
サブワードトークナイズ(英語、カタカナなど。単語をさらに分割する)
- ストップワード(NGワード)の拡充、ワード追加オプション
- レンダリングの高速化
- ハイライト色の増加
その中でも大事なのは自動整列と自動ハイライトです。
この二つが入ったことで別物になっています。
前者は多色ハイライトでとっ散らかった状態、エントロピーが高い状態を緩和させます。
後者はヒント語の選択を自動化します。以前のバージョンを利用していた方なら分かるのでその意味は割愛します。
以前のバージョンは、キーボードなどを使わずに単語をタップでハイライトを施せる、が売りでした。
これを今回はマニュアルハイライトと読んでいます。そしてそれを使う機会はだいぶ減りました。
マニュアルハイライト行為は、PPL(アプデ前)で相当楽になっているはずですが、
それでも集中を切らせる要因です。極力オートでやれるように最適化を図っています。
それがヒント語を自動起動なのです。
また、とある単語をヒント語とする精度はアプデ前より断然良くなっています。
ぜひ、旧バージョンのユーザの方もver.3(今回の)を体験してみてほしいです。
あと、書いておくと、ぼつぼつ旧バージョンを買ってくださっていた方は本当に励みになりました。
売上が全然ないのと、少しは売れているのとでは全然違います。
途中で、技術的な面、デザイン的な面について直接要望をくださった方もいます。
ユーザーの目を意識すると完成度が高まっているのが分かります。
今回のアップデートは旧バージョンを使われている方を最も意識してアップデートをかけました。
正直、二年前のものは当時は最適解でしたが、今の私としては陳腐化しており早くアップデートをかけないとなとずっと思ってました。
ただし、なかなかタイミングがつかず(一人体制なのもあります)やきもきしていました。
今回、ようやくアップデートできました。普段の読書のお役に立てたら幸いです。