山梨県
やまなしけん 山梨県 | |||||
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国 | 日本 | ||||
地方 | 中部地方、甲信越地方 | ||||
団体コード | 19000-4 | ||||
ISO 3166-2:JP | JP-19 | ||||
面積 |
4,465.27km2 (境界未定部分あり) | ||||
総人口 |
804,749 (推計人口 | ||||
人口密度 | 180人/km2 | ||||
隣接都道府県 |
東京都 神奈川県 埼玉県 長野県 静岡県 | ||||
県の木 | カエデ | ||||
県の花 | サクラ | ||||
県の鳥 | ウグイス | ||||
他のシンボル |
県の獣:カモシカ 県の歌:山梨県の歌 県民の日:11月20日 | ||||
山梨県庁 | |||||
知事 | 長崎幸太郎 | ||||
法人番号 | 8000020190004 | ||||
所在地 |
〒 山梨県甲府市丸の内一丁目6番1号 北緯35度39分50.9秒 東経138度34分6.3秒 / 北緯35.664139度 東経138.568417度 | ||||
外部リンク |
公式ウェブサイト | ||||
ウィキポータル | 日本の都道府県/山梨県 | ||||
ウィキプロジェクト |
概要編集
南に富士山、西に赤石山脈(南アルプス)、北に八ヶ岳、東に奥秩父山地など、標高2,000 m〜3,000mを超す山々に囲まれる。島国の日本において、海に全く面しない数少ない内陸県である[注 1]。山梨県の面積は全国32位であるが、その8割を山岳地が占めるため可住地面積は全国45位である。
周辺地域とは、往来が比較的容易で交通路も整備されている東京都(島嶼部を除く)、神奈川県津久井地区、長野県中・南信地方、静岡県大井川以東の三方との交流が、古くから盛んである。又、埼玉県秩父地方との境は奥秩父山塊に隔てられているが、1998年(平成10年)の国道140号雁坂トンネル開通により、山岳部の踏破だけでなく自動車やバスでの直接往来が可能となった。
「山梨」の県名は律令制下の甲斐四郡の一つである「山梨郡」に由来し、県名は1871年(明治4年)7月の廃藩置県に際して旧甲斐国一国が甲府県を経て「山梨県」に改称された[注 2]。山梨郡は県庁所在である甲府が属している郡域であるが県名の改称理由は不明で、明治新政府による幕藩時代との断絶が意図されていた可能性が考えられている[1]。「山梨郡」は本来は甲斐一国を意味する呼称ではないため、明治時代初期には新県名が浸透せず、政治団体やその機関誌等では県域を指す地域呼称として「峡中」が用いられた[2]。現在では「山梨」が県域全体を指す呼称として定着している。
地理・地域編集
広袤編集
国土地理院の全国都道府県市区町村別面積調によると、山梨県の面積は4465.27平方キロメートルである[3]。
国土地理院地理情報 によると、山梨県の東西南北それぞれの端は以下の位置である。加えて、および県境未確定地域に仮の境界線を入れて求めた重心も併記する。また統計局の 平成22年国勢調査 によると、人口重心は笛吹市石和町小石和付近にある。
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地形編集
- 盆地:甲府盆地
- 山地:赤石山脈、身延山地、奥秩父山地、天子山地、丹沢山地、関東山地、御坂山地
- 山:富士山、北岳、甲斐駒ケ岳、八ヶ岳、茅ヶ岳、身延山、金峰山、甲武信ヶ岳、大菩薩嶺
- 丘陵:曽根丘陵、七里岩
- 川:富士川、釜無川、笛吹川、早川、桂川、道志川、丹波川、荒川
- 湖:精進湖、本栖湖、山中湖、河口湖、西湖、四尾連湖、千代田湖
- 峠:雁坂峠、大菩薩峠、笹子峠、籠坂峠、柳沢峠、御坂峠、夜叉神峠、信州峠
山梨県は急峻な地形であり、花崗岩が風化した脆い真砂土の堆積地も多いために、水をどのように治めるかが政治指導者の課題であった[4]。県内各地に信玄堤と呼ばれる治水遺構が多くあるのはこの歴史的特性による[4]。
自然公園編集
気候と植物相編集
中央高地式気候を呈しているが、山地によって隔てられる地域差も大きい。また、盆地部は夏の暑さが顕著であるが、冬は緯度や標高を考慮すると比較的温暖で朝晩の冷え込みが厳しいものの晴天が多いために日中の気温は上がりやすい。これは、周囲の標高の高い山脈によって北や西からの寒気を遮ることが多くなるためであり、関東平野と同じく寒気の流入が遅れやすい。特に、年間を通して最高気温が高くなる傾向にあり、南部町では1月を除いてすべて夏日(25度以上)の記録がある。
冬の季節風(八ヶ岳おろし)が強いが、降雪は豪雪地帯の南アルプス市(旧芦安村)と早川町を除いてわずか。また、夏は標高の割に最低気温が高くなり、6 - 8月の最低気温の月平年値は熊谷や東京など標高の低い平野部とほぼ変わらなくなる。年降水量が少なく日照時間が長いが、台風の通過経路でもあり、しばしば集中豪雨に見まわれる。その為、沼地の多い中巨摩地域では、舟を所有していた家も多かった。山麓地域では盆地部より気温が冷涼かつ1日の気温差が大きく、降水量も多い。このため、盆地周縁では冷涼な気候に向いた葡萄の栽培が盛んである。
植物相は盆地部で落葉広葉樹林、山岳部では亜高山・高山帯の植生。また、富士川下流域の河内地方は温暖多雨であり太平洋側気候にかなり近く、潜在自然植生で常緑広葉樹林。
富士山の山頂は最暖月平均気温が6.0℃でケッペンの気候区分ではツンドラ気候となっている。また、清里のある八ヶ岳山麓、青木ヶ原樹海や富士五湖周辺の富士山北麓などの標高1,000mを超える高原地域は亜寒帯湿潤気候(Dfb)に属し、冬の寒さは非常に厳しく厳寒期には-20度を下回るが、夏は冷涼で避暑地となるなど北海道に似た気候である。
平年値 (月単位) |
国中地方・中西部 | 郡内地方・東部富士五湖 | ||||||||||
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北杜市 大泉 |
韮崎 | 甲府 | 甲州市 勝沼 |
身延町 切石 |
南部 | 甲府市 古関 |
大月 | 富士河口湖町 河口湖 |
山中湖村 山中 |
富士山 | ||
平均 気温 (℃) |
最暖月 | 22.3 (8月) |
25.6 (8月) |
26.2 (8月) |
25.5 (8月) |
25.6 (8月) |
26.0 (8月) |
23.6 (8月) |
24.5 (8月) |
21.8 (8月) |
20.5 (8月) |
6.0 (8月) |
最寒月 | -0.4 (1月) |
2.1 (1月) |
2.5 (1月) |
2.1 (2月) |
1.7 (1月) |
3.6 (1月) |
0.3 (1月) |
1.7 (1月) |
-0.8 (1月) |
-2.6 (1月) |
-18.5 (1月) | |
降水量 (mm) |
最多月 | 187.8 (9月) |
215.7 (9月) |
190.8 (9月) |
188.4 (9月) |
307.4 (9月) |
194.0 (9月) |
337.9 (9月) |
236.9 (9月) |
256.0 (9月) |
368.7 (9月) |
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最少月 | 20.4 (12月) |
22.1 (12月) |
23.5 (12月) |
22.6 (12月) |
32.9 (12月) |
29.0 (12月) |
35.7 (12月) |
26.6 (12月) |
33.7 (12月) |
49.1 (12月) |