山口市
山口市(やまぐちし)は、山口県の中部に位置する市。山口県の県庁所在地である。
やまぐちし 山口市 | |||||
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| |||||
国 | 日本 | ||||
地方 |
中国地方 中国・四国地方 | ||||
都道府県 | 山口県 | ||||
市町村コード | 35203-9 | ||||
法人番号 | 2000020352039 | ||||
面積 |
1,023.23km2 | ||||
総人口 |
192,986 (推計人口 | ||||
人口密度 | 189人/km2 | ||||
隣接自治体 |
周南市、美祢市、宇部市、防府市、萩市 島根県:鹿足郡津和野町、吉賀町 | ||||
市の木 | イチョウ | ||||
市の花 | 菜の花 | ||||
市の花木 | サクラ | ||||
山口市役所 | |||||
市長 | 伊藤和貴 | ||||
所在地 |
〒 山口県山口市亀山町2番1号 北緯34度10分40.9秒 東経131度28分25.6秒 / 北緯34.178028度 東経131.473778度 | ||||
外部リンク |
公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
概要編集
山口県の県庁所在地であるが、人口規模は関門都市圏構成都市である下関市に次ぐ2番目、市内総生産(総額ベース)では製造業の拠点を多く有する周南市・下関市に次ぐ県内3番目[1] である。民間調査会社・ブランド総合研究所が2018年に調査した主要都市の「認知度」では、山口市は下関市や萩市を下回り、47都道府県の県庁所在地の中で最下位であった[2]。
現在の山口市は3代目に当たり、平成の大合併で旧・山口市と旧・小郡町、旧・阿知須町、旧・徳地町、旧・秋穂町が合併して発足した。合併直前まで人口が約14万人に過ぎず、都道府県庁所在地最小(後述)にして、下関市・宇部市・周南市に次ぐ県内第4の都市であった。合併後市域面積は県内最大となったが人口密度は県内19市町中12位の194.8人/km2であり[3]、人口規模は20万人に満たない。
なお旧・山口市と旧・小郡町、旧・阿知須町は戦時中に一度合併したのちに再び分離している(後述)。
隣接する防府市と共に都市雇用圏である山口都市圏を構成するが、特に徳地地区(旧徳地町)や秋穂地区(旧秋穂町)は防府市との交流が多く、また阿知須地区(旧阿知須町)はもともと宇部都市圏であることもあり宇部市と密接な関係を持つ。
湯田温泉周辺や山口県庁等が所在する地域を含む旧来からの山口市街地は、東西の主要幹線のひとつである山陽本線ではなく、支線である山口線の沿線にある。山陽本線にあたる路線を建設した山陽鉄道は、1888年(明治21年)1月に神戸 - 赤間関(現・下関)間の鉄道建設免許を受けたが、1892年(明治25年)7月時点で広島以西の経由地は未決定であった[4]。山陽鉄道は当初から、工事の難易度、経済効果などから、山口を通過しない、徳山(現・周南市) - 三田尻(現・防府市) - 小郡(現・新山口)を経由する現在線に近い海岸線ルートの認可を望んだが、参謀本部が軍事上の理由から、五日市付近より山間部に入り須万(現在の周南市須万)または津和野を経て山口に至り、そこから伊佐(現在の美祢駅付近)・吉田を経由して海岸付近を一切通らず赤間関に至る山間線ルートを主張した[4]。最終的には参謀本部の提案した山間部を通るルートは技術的問題、経済的問題を解決できず、赤間関付近の軍事的にリスクのある箇所等を調整して概ね当初の海岸線ルートに敷設許可が下りたとされている[4]。一方で、大歳地区の自治会組織である大歳自治振興会が発行した郷土誌『郷土大歳のあゆみ』によれば、山陽本線は当初三田尻から山口を経由して小郡に向かう計画をたてたものの、銭湯小路の宿主が「宿場町が寂れるから」と反対し断念させたなどとしている[5]。
地理・人口編集
山口県のほぼ中央に位置しており、市域は南北に長く南端は瀬戸内海(山口湾)に面し、北端は島根県と接する。道路網が整備されており、県内のほぼ全域から1時間30分以内で到達することが出来る。山口盆地の中央を南北に椹野川が貫き、その両岸に市街地が形成されている。
森林セラピー基地認定地域。
気候編集
山口市の中・南部域は瀬戸内海式気候のため比較的温暖・少雨であるものの、北部域は中国山地の南西端となっており寒暖の差が激しい。冬季は比較的雪が降りやすく、関東以西太平洋側の県庁所在地としては岐阜市に次いで降雪量が多い。また市内に地方気象台は存在せず、下関市にある下関地方気象台が県内全域の気象観測を担っている。
山口市の気候 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
最高気温記録 °C |
19.5 (67.1) |
22.5 (72.5) |
24.8 (76.6) |
30.1 (86.2) |
33.8 (92.8) |
34.7 (94.5) |
38.8 (101.8) |
38.6 (101.5) |
35.9 (96.6) |
31.3 (88.3) |
26.4 (79.5) |
23.3 (73.9) |
38.8 (101.8) |
平均最高気温 °C |
9.4 (48.9) |
11.1 (52) |
15.0 (59) |
20.1 (68.2) |
24.9 (76.8) |
27.8 (82) |
31.3 (88.3) |
32.7 (90.9) |
28.9 (84) |
23.7 (74.7) |
17.6 (63.7) |
11.6 (52.9) |
21.2 (70.2) |
日平均気温 °C |
4.4 (39.9) |
5.5 (41.9) |
9.0 (48.2) |
13.9 (57) |
19.0 (66.2) |
22.6 (72.7) |
26.4 (79.5) |
27.4 (81.3) |
23.5 (74.3) |
17.7 (63.9) |
11.9 (53.4) |
6.4 (43.5) |
15.6 (60.1) |
平均最低気温 °C |
0.4 (32.7) |
0.8 (33.4) |
3.6 (38.5) |
8.1 (46.6) |
13.3 (55.9) |
18.4 (65.1) |
22.7 (72.9) |
23.4 (74.1) |
19.4 (66.9) |
12.9 (55.2) |
7.0 (44.6) |
2.0 (35.6) |
11.0 (51.8) |
最低気温記録 °C |
−7.6 (18.3) |
−8.9 (16) |
−7.6 (18.3) |
−1.2 (29.8) |
3.2 (37.8) |
8.0 (46.4) |
13.1 (55.6) |
14.9 (58.8) |
7.4 (45.3) |
1.3 (34.3) |
−2.5 (27.5) |
−5.5 (22.1) |
−8.9 (16) |
降水量 mm (inch) | 76.3 (3.004) |
85.0 (3.346) |
145.6 (5.732) |
168.1 (6.618) |
197.2 (7.764) |
282.9 (11.138) |
342.6 (13.488) |
205.8 (8.102) |
179.1 (7.051) |
91.3 (3.594) |
83.5 (3.287) |
70.5 (2.776) |
1,927.7 (75.894) |
降雪量 cm (inch) | 11 (4.3) |
9 (3.5) |
2 (0.8) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
3 (1.2) |
26 (10.2) |
平均降水日数 (≥0.5 mm) |
12.2
|
11.5
|
12.4
|
10.6
|
10.1
|
12.8
|
12.3
|
10.7
|
10.2
|
7.5
|
8.9
|
11.4
|
130.7
|
% 湿度 | 76 | 71 | 70 | 69 | 67 | 75 | 78 | 75 | 74 | 73 | 76 | 78 | 74 |
平均月間日照時間 | 117.9 | 121.3 | 157.4 | 183.9 | 204.3 | 142.3 | 156.2 | 196.2 | 151.7 | 169.4 | 144.0 | 117.6 | 1,862 |
出典:気象庁(平均値:1991年-2020年、極値:1966年-現在)[6] |
徳佐(旧阿東町)の気候 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
平均最高気温 °C |
6.2 (43.2) |
7.5 (45.5) |
11.6 (52.9) |
17.9 (64.2) |
22.5 (72.5) |
25.5 (77.9) |
28.7 (83.7) |
30.0 (86) |
26.0 (78.8) |
20.6 (69.1) |
14.9 (58.8) |
9.2 (48.6) |
18.38 (65.1) |
平均最低気温 °C |
−2.4 (27.7) |
−2.1 (28.2) |
0.5 (32.9) |
5.4 (41.7) |
10.7 (51.3) |
15.8 (60.4) |
20.4 (68.7) |
20.8 (69.4) |
16.4 (61.5) |
9.8 (49.6) |
3.6 (38.5) |
−0.6 (30.9) |
8.19 (46.73) |
降水量 mm (inch) | 117.3 (4.618) |
108.5 (4.272) |
150.7 (5.933) |
136.9 (5.39) |
159.1 (6.264) |
254.0 (10) |
318.7 (12.547) |
180.9 (7.122) |
209.4 (8.244) |
106.4 (4.189) |
102.8 (4.047) |
100.9 (3.972) |
1,945.6 (76.598) |
平均月間日照時間 | 68.6 | 90.3 | 127.8 | 168.7 | 181.1 | 134.9 | 139.6 | 169.1 | 134.8 | 148.7 | 111.6 | 85.2 | 1,560.4 |
出典:気象庁 |
人口編集
山口市の人口は、1955年の国勢調査以降、全国の県庁所在地の中で長らく最下位であった。平成の大合併の動きの中、2005年10月に秋穂町・阿知須町・小郡町・徳地町・山口市が合併し3代目の山口市が誕生したことで人口が約5万人増加し、2005年の国勢調査では三重県津市を抜いて一時的に最下位ではなくなった。しかし2006年1月1日に津市が周辺9市町村と合併すると再び山口市が最下位となった。その後、2010年1月16日の阿東町との合併もあり2010年の国勢調査では島根県松江市を上回る46位。2015年の国勢調査では、鳥取県鳥取市、山梨県甲府市を上回る45位(全国の都市では112位)となっている(山口県内の最多は下関市の83位)。
山口市と全国の年齢別人口分布(2005年) | 山口市の年齢・男女別人口分布(2005年) |
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■ |
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山口市(に相当する地域)の人口の推移 | |
総務省統計局 国勢調査より |
地名編集
山口市の地名を参照。
歴史編集
南北朝時代の延文5年/正平15年(1360年)に周防国を平定した大内弘世が大内氏の本拠地を吉敷郡御堀氷上(現在の山口市大内御堀)から現在の山口市中心部に移したのがルーツとされている[注釈 1]。室町時代には大内館が築かれ、日明貿易が行われる。応仁の乱以後には乱を逃れてきた文化人を歓迎したので大内文化、「西の京」として栄え、戦国時代には大内義興、大内義隆が市街を整備し栄華を極めた。義興に庇護され後に京へ戻った室町幕府10代・12代将軍の足利義尹(義稙)、雪舟、フランシスコ・ザビエルなど、この町に縁のある人たちは多い。
天文21年12月9日(1552年12月24日)に山口の宣教師コスメ・デ・トルレスらが、司祭館に日本人信徒を招いてクリスマスの祝を催した。このため、日本のクリスマスの発祥の地は山口である。
大内氏の滅亡後、毛利氏の支配のもとで山口奉行が置かれたため山口は防長二国における政治的中心地となった。関ヶ原の戦いののち、防長二国に減封された毛利輝元が萩に居城(萩城)を構えたため、山口の政治的中心性は一旦消滅することとなった。
江戸時代の間、吉敷毛利家の領地となり萩と三田尻(現在の防府市中心部)を結ぶ萩往還の中継地として栄えた。幕末になると、長州藩は藩庁を萩から山口へ移す(この経緯については山口移鎮の項目を参照)。山口に移された藩庁は山口政事堂と呼ばれ、長州藩における討幕運動の拠点となった。
明治に入ると廃藩置県が実施され、長州(山口)藩庁は山口県庁にそのまま移行した。一時期県庁移転が提起されたこともあったにもかかわらず、実現には至らなかった。山口は山口県成立から現在に至るまで、そのまま県政の中心地であり続けている。
一方、長州藩の藩校である明倫館は藩庁移転の際に私塾山口講堂(後に山口講習堂)を「山口明倫館」と改称(萩明倫館も存置)、旧制山口高などを経て、現在の山口大学へとつながっている。山口大学は1973年に平川へ移転完了したが、旧亀山校地(山口明倫館跡地)にはパークロード(県道203号)を中心に県立図書館・県立博物館・県立美術館が整備されている。
合併と分割の変遷編集
やまぐちし 山口市 | |||||
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廃止日 | 2005年(平成17年)10月1日 | ||||
廃止理由 |
新設合併 山口市(旧)、吉敷郡小郡町、秋穂町、阿知須町、佐波郡徳地町 → 山口市(新) | ||||
現在の自治体 | 山口市(新) | ||||
廃止時点のデータ | |||||
国 |
| ||||
地方 |
中国地方 中国・四国地方 | ||||
都道府県 | 山口県 | ||||
隣接自治体 | 宇部市、防府市、萩市、吉敷郡小郡町、秋穂町、阿知須町、佐波郡徳地町、阿武郡阿東町、美祢郡美東町 | ||||
山口市役所 | |||||
所在地 | 山口県 | ||||
ウィキプロジェクト |
山口市は、下記のように新設合併によって3度設置されている。前身の山口町については当該項目を参照。
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行により、山口四十町[7] が吉敷郡山口町となる。
- 1905年(明治38年)4月1日 - 山口町と吉敷郡上宇野令村が合併。
- 1915年(大正4年)7月1日 - 山口町と吉敷郡下宇野令村が合併。
- 1929年(昭和4年)4月10日 - 山口町と吉敷郡吉敷村が合併、市制施行し、山口市(初代)となる。
- 1941年(昭和16年)4月1日 - 宮野村が山口市に編入される。
- 1944年(昭和19年)4月1日 - 山口市(初代)と吉敷郡の9町村(大歳村、平川村、秋穂二島村、名田島村、陶村、小郡町、嘉川村、阿知須町、佐山村)が新設合併し、山口市(2代)が発足。
- 1947年(昭和22年)11月23日 - 吉敷郡阿知須町を分離。
- 1949年(昭和24年)11月1日 - 吉敷郡小郡町を分離。
- 1956年(昭和31年)11月3日 - 吉敷郡鋳銭司村を編入。
- 1963年(昭和38年)5月1日 - 吉敷郡大内町を編入。
- 2005年(平成17年)10月1日 - 吉敷郡小郡町、吉敷郡秋穂町、吉敷郡阿知須町、佐波郡徳地町の山口県央部1市4町と新設合併し、第3代の山口市が発足。
- 2010年(平成22年)1月16日 - 阿武郡阿東町を編入。
合併後の住所表記編集
2005年10月1日の合併以降、および2010年1月16日以降の旧阿東町域の住所表記は以下の通りとなる。
- 旧山口市は従前のとおり(ただし「大字」は付けない)。
- 旧5町は「○○郡××町△△」→「山口市××△△」とする(「大字」があった場合は外す)。
- 山口県流通センターには「小郡」をつけない。
- -例-
- 山口県山口市亀山町 → 山口県山口市亀山町
- 山口県山口市大字仁保中郷 → 山口県山口市仁保中郷
- 山口県佐波郡徳地町大字堀1111番地の1 → 山口県山口市徳地堀1111番地1
- 山口県吉敷郡秋穂町東1111番地の1 → 山口県山口市秋穂東1111番地1
- 山口県吉敷郡小郡町大字下郷1111番地の1 → 山口県山口市小郡下郷1111番地1
- 山口県吉敷郡阿知須町1111番地の1 → 山口県山口市阿知須1111番地1
- 山口県阿武郡阿東町大字徳佐中1111番地の1 → 山口県山口市阿東徳佐中1111番地1
市外局番編集
市外局番は、083。MAが複数あるため、旧徳地(0835区域)・阿知須(0836区域)両町域を除き、2013年12月1日から統一されている。
旧山口市域は、おもに083-9xxが使われている。
行政編集
市長編集
- 伊藤和貴(いとう かずき)
代 | 氏名 | 就任日 | 退任日 | 備考 |
---|---|---|---|---|
官選第1次山口市長 | ||||
1 | 八木宗十郎 | 1929年(昭和4年)5月10日 | 1929年(昭和4年)12月5日 | |
2 | 白銀市太郎 | 1930年(昭和5年)1月31日 | 1932年(昭和7年)2月1日 | |
3 | 石崎哲二 | 1932年(昭和7年)4月8日 | 1933年(昭和8年)6月26日 | 死去 |
4 | 中野治介 | 1933年(昭和8年)8月5日 | 1935年(昭和10年)2月5日 | |
5 | 高橋忠治 | 1935年(昭和10年)5月25日 | 1944年(昭和19年)3月31日 | 新設合併により罷免 |
官選第2次山口市長 | ||||
1 | 高安彦 | 1944年(昭和19年)6月4日 | 1945年(昭和20年)10月12日 | |
2 | 井上武男 | 1945年(昭和20年)11月24日 | 1947年(昭和22年)1月4日 | |
公選第2次山口市長 | ||||
8 | 山下太郎 | 1947年(昭和22年)4月5日 | 1953年(昭和28年)10月22日 | |
9 | 長井秋穂 | 1953年(昭和28年)11月20日 | 1959年(昭和34年)6月16日 | |
10 | 兼行恵雄 | 1959年(昭和34年)7月15日 | 1975年(昭和50年)7月11日 | |
11 | 堀泰夫 | 1975年(昭和50年)7月12日 | 1987年(昭和62年)3月31日 | |
12 | 小林兼年 | 1987年(昭和62年)4月26日 | 1990年(平成2年)3月27日 | 死去 |
13 | 佐内正治 | 1990年(平成2年)5月13日 | 2002年(平成14年)5月12日 | |
14 | 合志栄一 | 2002年(平成14年)5月13日 | 2005年(平成17年)9月30日 | |
第3次山口市長 | ||||
1 | 渡辺純忠 | 2005年(平成17年)11月13日 | 2021年(令和3年)11月12日 | |
2 | 伊藤和貴 | 2021年(令和3年)11月13日 | 現職 |
財産区編集
宮野地区(旧宮野村)には、財産区である「宮野財産区」がある。これは旧山口市が旧宮野村と合併する際、旧宮野村有林の伐採益を宮野地区に限定して使うことを法制上確約したものである。実際に旧村有林の伐採益は山口市立宮野小学校の補修など宮野地区のために限定して使われている。財産区は特別地方公共団体の一種であり、地方自治法で定める議会が設置され、議員は公職選挙法に従って選挙されている。(ただし無投票が続いている。)
市庁舎編集
本庁である山口市役所の他、2005年の新設合併前の市町村域を単位として「総合支所」が設けられている(山口市役所本所内にも「山口総合支所」が設けられている。)。また、公民館である「地域交流センター」の大半に行政窓口(市役所出張所相当)を設けている。
公的機関編集
- ホール
- 山口市民会館
- クリエイティブ・スペース赤れんが
- 美術館・博物館
- 図書館
- 山口警察署:旧山口市北部地区、旧徳地・阿東町域
- 山口南警察署:旧山口市南部地区、旧小郡・秋穂・阿知須町域
- 山口県警察学校
- 山口県総合交通センター-運転免許試験場
- 中央消防署、南消防署、阿東消防署
- 国の機関
- 中国四国管区警察局山口県情報通信部
- 中国四国管区行政評価局山口行政監視行政相談センター
- 山口地方法務局
- 山口刑務所
- 山口少年鑑別所
- 山口保護観察所
- 山口地方検察庁 山口区検察庁、防府区検察庁
- 中国財務局山口財務事務所
- 広島国税局山口税務署
- 中国四国厚生局山口事務所
- 山口労働局
- 山口労働基準監督署
- 山口公共職業安定所
- 中国四国農政局山口県拠点
- 近畿中国森林管理局山口森林管理事務所
- 中国運輸局山口運輸支局
- 自衛隊
- 自衛隊山口地方協力本部
- 山口駐屯地- 第17普通科連隊が駐屯。
議会編集
市議会編集
- 定数:34名
- 任期:2014年(平成26年)5月1日 - 2018年(平成30年)4月30日
- 議長:重見秀和(県央創造清風会)
- 副議長:田中勇(県央創造維新会)
会派名 | 議席数 | 議員名(◎は代表者) |
---|---|---|
県央創造清風会 | 10 | ◎重見秀和、泉裕樹、入江幸江、倉重浩、藏成幹也、小林訓二、瀧川勉、俵田祐児、馬越帝介、山本貴広 |
県央創造維新会 | 9 | ◎坂井芳浩、氏永東光、田中勇、冨田正朗、中野光昭、野村幹男、原真也、宮川英之、山下宏 |
公明党 | 4 | ◎村上満典、桜森順一、其原義信、山本敏昭 |
自民クラブ | 4 | ◎伊藤斉、有田敦、伊藤青波、右田芳雄 |
日本共産党 | 3 | ◎西村芳和、大田たける、尾上頼子 |
市民クラブ | 3 | ◎部谷翔大、山見敏雄、野村雄太郎 |
村田力の会 | 1 | 村田力 |
計 | 34 |
窃盗容疑で逮捕された後、覚醒剤取締法違反(使用)の疑いで再逮捕された沢田正之市議が2014年7月11日、辞職を表明した[9]。公職選挙法では選挙から3か月以内に欠員が出た場合、次点の候補が繰り上げ当選する。そのため、2014年4月27日の市議選で次点だった部谷翔大が繰り上げ当選となった[10]。
山口県議会編集
- 選挙区:山口市選挙区
- 定数:6名
- 任期:2019年(平成31年)4月30日 - 2023年(令和5年)4月29日
議員名 | 会派名 | 備考 |
---|---|---|
曽田聡 | 公明党 | |
吉田充宏 | 自由民主党 | |
合志栄一 | 新政クラブ | 元山口市長 |
藤生通陽 | 自由民主党 | 元秋穂町長 |
俵田祐児 | 自由民主党 | 元山口市会議長 |
小田村克彦 | 民政会 | 党籍は国民民主党 |
衆議院編集
- 山口県第1区
- 選挙区:山口1区(山口市(山口・小郡・秋穂・阿知須・徳地の各総合支所管内)、防府市、周南市の一部)
- 任期:2021年10月31日 - 2025年10月30日
- 当日有権者数:356,209人
- 投票率:48.50%
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧別 | 得票数 | 重複 |
---|---|---|---|---|---|---|
当 | 高村正大 | 50 | 自由民主党 | 前 | 118,882票 | ○ |
大内一也 | 48 | 立憲民主党 | 新 | 50,684票 | ○ |
- 山口県第3区
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧別 | 得票数 | 重複 |
---|---|---|---|---|---|---|
当 | 林芳正 | 60 | 自由民主党 | 新 | 96,983票 | ○ |
坂本史子 | 66 | 立憲民主党 | 新 | 29,073票 | ○ |
司法編集
- 山口地方裁判所 本庁
- 山口家庭裁判所 本庁
- (管轄地:山口市(旧山口市・旧吉敷郡秋穂町,小郡町,阿知須町・旧阿武郡阿東町)・美祢市(旧美祢郡美東町,秋芳町))
- 山口簡易裁判所 本庁
- (管轄地:山口市(旧山口市・旧吉敷郡秋穂町,小郡町,阿知須町・旧阿武郡阿東町)・美祢市(旧美祢郡美東町,秋芳町))
産業編集
山口市は県庁所在地ではあるものの、その他の主たる産業は公共施設や公共事業等を除くと、後述する観光業と流通業程度で日本では数少ない行政都市に特化した印象が強い。
小郡地区(旧小郡町)は、道路網や鉄道網が新山口駅を中心として四方へ広がっており、県央地域の交通拠点となっている。このため、同地区では小郡町時代から全国企業の山口県統括担当となる支店や営業所等が多く設置されており、商業、特に流通業に特徴がある。商業地の標準地公示地価も市内の他の標準地に比べて小郡高砂町(旧小郡町、JR新山口駅南側)が突出して高い[11]。また、宇部市を中心とした宇部都市圏を主な商圏とする阿知須地区(旧阿知須町)が市内にあることもあり、山口市の年間商品販売額は山口県内第1位である(2006年度)[12]。アパレル大手のファーストリテイリングは登記上本社を市南部の佐山地区に置いている。
瀬戸内海に面した地域に秋穂漁港、相原漁港、阿知須漁港、山口漁港の4つの漁港が存在し、椹野川では内水面漁業による鮎の養殖などが行われている。
山口駅周辺に山口市中心商店街が広がり、歓楽街である湯田温泉には宿泊施設が複数立地している。山口駅周辺の商店街内には百貨店の山口井筒屋(旧ちまきや)が存在することもあり、一定の集客力を持つが、商店街でもう一つの核となっていたダイエー山口店が閉店(現在は跡地に生活協同組合コープやまぐちが出店)したほか、市内の郊外や同一商圏内の近隣都市に広い駐車場を備えた大型ショッピングセンター(大内地区のゆめタウン山口やザ・ビッグ大内店、平川地区のフジグラン山口やハイパーモールメルクス山口、小郡地区のイオンタウン小郡、防府市のイオン防府店等)が林立したこともあり、最盛期に比べ衰退傾向にある。
一方、市内の阿知須地区にも旧阿知須町時代に地元商業者が中心となって開業させた大型ショッピングセンター「サンパークあじす」があるが、先述の通り同地区は隣接する宇部市を中心とした宇部都市圏および小郡地区が主な商圏であるため、中心部の商業への影響は少ない。
観光業は山口市の主要産業のひとつであり、2011年度に市内を訪れた観光客数は下関市に次ぐ4,284,090人である[13]。市内の主な観光地については、後述の「観光」節を参照。
金融機関編集
山口市は都道府県庁所在地で唯一銀行の本店が存在せず(地方銀行の山口銀行は下関市に、第二地方銀行の西京銀行は周南市に本店を置く)、都市銀行の支店もみずほ銀行山口支店が存在するのみであり、日本銀行の支店も下関市に置かれている。かつての第百十国立銀行(山口銀行の前身の一つ)は山口市にて設立されたものの、普通銀行転換前に下関市に移転している。信用金庫は萩山口信用金庫が本店を置くほか、西中国信用金庫(本店・下関市)は前身の吉南信用金庫が旧小郡町に本店を置いていた関係で店舗が複数存在する。
山口市内に本支店等を設置している主な金融機関は以下の通り。
- みずほ銀行 - 山口支店
- 山口銀行 - 小郡支店、大正町出張所、秋穂支店、阿知須支店、嘉川支店、山口支店、県庁内支店、米屋町出張所、西門前出張所、湯田支店、徳佐支店、堀支店、吉敷支店、大内支店
- 西京銀行 - 山口支店、小郡支店、県庁支店、湯田支店、ゆめタウン山口出張所、阿知須出張所
- 萩山口信用金庫 - 本店、竪小路支店、湯田支店、中市支店、大歳支店、大内支店、平川支店、宮野支店、吉敷支店、御堀支店、小郡支店
- 西中国信用金庫 - 小郡支店、阿知須支店、嘉川支店、秋穂支店、上郷支店、山口支店、山口大学前支店、ひめ山支店、徳佐支店
- 信用組合広島商銀 - 山口支店
- 中国労働金庫 - 山口支店
- 山口県信用農業協同組合連合会 - 本所、県庁内支所
- 山口県農業協同組合 - 本所(合併時に新設)、出雲支所、島地支所、八坂支所(以上旧防府とくぢ農業協同組合)、
小鯖支所、大内支所、宮野支所、山口支所、吉敷支所、大歳支所、平川支所、陶支所、鋳銭司支所
名田島支所、二島支所、嘉川支所、佐山支所、秋穂支所、秋穂大海支所、仁保支所、阿東支所、阿東生雲支所、阿東嘉年支所、阿東篠生支所、阿東地福支所、小郡支所、小郡上郷支所、山口統括本部支所(以上旧山口中央農業協同組合)、阿知須支店(旧山口宇部農業協同組合)
郵便局編集
- 山口中央郵便局
- 山口湯田郵便局
- 山口中讃井郵便局
- 山口中市郵便局
- 山口吉敷郵便局
- 山口宮野郵便局
- 山口平川郵便局
- 山口後河原郵便局
- 山口桜畠郵便局
- 山口県庁内郵便局
- 山口神田郵便局
- 山口金古曽郵便局
- 仁保郵便局
- 小鯖郵便局
- 名田島郵便局
- 嘉川郵便局
- 大内郵便局
- 佐山郵便局
- 御堀郵便局
- 深溝郵便局
- 小郡郵便局
- 小郡新町郵便局
- 小郡大正町郵便局
- 小郡黄金町郵便局
- 八坂郵便局
- 堀郵便局
- 島地郵便局
- 大原郵便局
- 串郵便局
- 大歳郵便局
- 二島郵便局
- 秋穂郵便局
- 大海郵便局
- 鋳銭司郵便局
- 阿知須郵便局
- 徳佐郵便局
- 嘉年郵便局
- 地福郵便局
- 篠生郵便局
- 生雲郵便局
- 山口大学内簡易郵便局
- 山口流通センター簡易郵便局
- 山口陶簡易郵便局
- 河内神簡易郵便局
- 引谷簡易郵便局
- 船路簡易郵便局
- 三谷簡易郵便局
自治体交流編集
姉妹都市編集
- パンプローナ市(Pamplona)(スペイン・ナバーラ州) - 1980年2月19日締結
- 済南市(Jinan)(中国・山東省) - 1985年9月20日締結
- 公州市(공주 Gongju コンジュ)(韓国・忠清南道) - 1993年2月23日締結
- 鄒平県(Zouping)(中国・山東省浜州市) - 1995年5月13日締結[14]
- 昌原市 (창원 Changwon チャンウォン) (韓国・慶尚南道) - 2009年11月16日締結
協定関係編集
- 災害時における相互応援に関する協定
グループ編集
メディア編集
県域放送局については、周南市に本社を置く山口放送以外の各社が山口市に放送局を置く。また山口市に本拠地を置く県域新聞社は存在しない(山口新聞を発行するみなと山口合同新聞社は福岡県と接する下関市に本社がある)。
ケーブルテレビ局の山口ケーブルビジョンでは福岡県域局のテレビ西日本(フジ系)・TVQ九州放送(テレ東系)による区域外再放送がそれぞれ行われており、加入率は70%を越えている[15]。
放送局編集
- 県域放送局
-
- NHK山口放送局
- テレビ山口(tys・JNN系テレビ局)
- 山口朝日放送(yab・ANN系テレビ局)
- エフエム山口(FMY・JFN系FMラジオ局)
- 山口放送山口支社(KRY・NNN系テレビ局、JRN・NRN系ラジオ局、本社は周南市)
- 通信
-
- 山口ケーブルビジョン(ケーブルテレビ局)
新聞社・通信社編集
- 情報紙
- サンデー山口(地域情報紙)
教育編集
大学・短期大学編集
高等学校編集
- 公立
-
- 山口県立山口高等学校
- 山口県立山口中央高等学校
- 山口県立西京高等学校
- 山口県立山口農業高等学校
- 山口県立防府高等学校佐波分校
- 山口県立山口松風館高等学校(2022年4月に新山口駅北地区に開校予定。午前、午後、夜間の3部制定時制高校。)[16]
中学校編集
- 市立
- 私立
-
小学校編集
- 右肩に*の付く学校は、制服または標準服の指定校。
- 国立
-
- 市立
- 陶小学校*(すえ)
- 鋳銭司小学校*(すぜんじ)
- 名田島小学校*(なたじま)
- 二島小学校*(ふたじま)
- 嘉川小学校*(かがわ)
- 興進小学校*(こうしん)
- 佐山小学校*(さやま)
- 上郷小学校*(かみごう)
- 小郡小学校(おごおり)
- 小郡南小学校*(おごおりみなみ)
- 秋穂小学校*(あいお)
- 大海小学校*(おおみ)
幼稚園・保育園編集
- 市立
-
- 仁保幼稚園
- 小鯖幼稚園
- 大内幼稚園
- 宮野幼稚園
- 吉敷幼稚園
- 平川幼稚園
- 鋳銭司幼稚園
- 名田島幼稚園
- 二島幼稚園
- 秋穂幼稚園
- 山口保育園
- 東山保育園
- 大内保育園
- 陶保育園
- 楠木保育園
- 三の宮保育園
- 山口第二保育園
- 小郡上郷保育園
- 小郡乳児保育園
- 小郡保育園
- 黒潟保育園
- あじす保育園
- 堀保育園
- 八坂保育園
- 地福保育園
- 篠生保育園
- 生雲保育園
- 徳佐保育園
特別支援学校編集
- 公立
-
- 山口県立山口南総合支援学校
- 山口県立山口総合支援学校
- みほり分校
専修学校・各種学校編集
- 私立
-
- 山口コア学園
- 山口コアカレッジ
- 山口コ・メディカル学園
- YIC公務員専門学校(旧:山口情報ビジネス専門学校新山口校) - YICグループの系列校
- 山口調理師専門学校
- 山口コア学園
児童自立支援施設編集
- 公立
-
交通編集
鉄道編集
時刻表の表示で市の中心駅として表記されているのは山口駅であるが、当市においては新幹線のぞみ(一部)停車駅の新山口駅(旧名・小郡駅)が拠点駅となっている。山口市では新山口駅周辺を産業交流拠点と位置づけ新山口駅ターミナルパーク整備事業を進めており、2016年度までの完成を目指している[17]。
- 西日本旅客鉄道(JR西日本)
-
- ■山陽新幹線:新山口駅
- ■山陽本線:四辻駅 - 新山口駅 - 嘉川駅 - 本由良駅
- ■山口線:新山口駅 - 周防下郷駅 - 上郷駅 - 仁保津駅 - 大歳駅 - 矢原駅 - 湯田温泉駅 - 山口駅 - 上山口駅 - 宮野駅 - 仁保駅 - 篠目駅 - 長門峡駅 - 渡川駅 - 三谷駅 - 名草駅 - 地福駅 - 鍋倉駅 - 徳佐駅 - 船平山駅
- ■宇部線:新山口駅 - 上嘉川駅 - 深溝駅 - 周防佐山駅 - 岩倉駅 - 阿知須駅
空港編集
最寄りの空港は山口宇部空港である。新山口駅などから連絡バスが運行されている。
路線バス編集
市内では以下の路線バス、高速路線バスが運行されている。
一般路線バス編集
- 防長交通
- 長年にわたり新山口駅と秋芳洞を結ぶ路線や新山口駅と萩市を結ぶ路線を運行しており、新山口駅 - 東萩駅の特急バス「はぎ号」も運行している。
- 1999年に廃止された山口市交通局(山口市営バス)から路線・車両を譲り受け、同局が運行していた平成の大合併以前からの山口市域各地や旧小郡町域、旧秋穂町域の市内路線バスを運行している。山口市が運行する山口市コミュニティバスの運行を委託されている。
- 山口市と山口宇部空港を結ぶ路線バスを中国ジェイアールバスと共同運行している。
- 中国ジェイアールバス
- 防長線と秋吉線の2路線がある。防長線は山口市中心部と萩市を結ぶ路線と山口市中心部と防府市を結ぶ路線があり、前者には特急便の「はぎ号」が設定されている。防長交通の「はぎ号」とは経路が異なるが乗車券は共通である。秋吉線は山口駅と美祢市の大田中央・秋芳洞・秋吉を結ぶ。
- 山口市と山口宇部空港を結ぶ路線バスを防長交通と共同運行している。
- 宇部市交通局
- 旧阿知須町域を経て新山口駅と宇部市(宇部新川駅)を結ぶ路線、新山口駅と山口宇部空港を結ぶ路線を運行する。
- 山口市コミュニティバス
- 山口市が運行するコミュニティバス。防長交通に運行を委託している。
かつては山口市交通局(山口市営バス)が市内を運行していたが1999年(平成11年)に廃止され、路線を防長交通に譲渡した。
高速バス編集
太字は山口市内の停車地
- 萩エクスプレス(防長交通):東京(東京駅) - 宮野・西京橋・湯田温泉
- オリオンバス(天領バス):東京都(東京駅・バスタ新宿) - 新山口駅
- カルスト号(近鉄バス・防長交通):京都市・大阪市・神戸市 - 米屋町・湯田温泉
- (防長交通):広島市 - 周南市 - 防府市 - 西京橋・湯田温泉・山口大学前ほか
- 福岡・山口ライナー(JR九州バス・中国JRバス):福岡市 - 新山口駅・湯田温泉通・維新公園前・山口駅
- 福岡・周南ライナー(防長交通):福岡市 - 仁保津駅前
山口市内を始発・終着とせず、山口市が途中停車の一部である高速バスも含む。
上記のほか、サンデン交通の夜行高速バス「ふくふく大阪号」が2013年6月30日まで、下関 - 山口線が2014年9月30日までそれぞれ運行されていた。
タクシー編集
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道路編集
スポーツ編集
スポーツチーム編集
スポーツ施設編集
観光編集
市内にある名所・旧跡編集
- 中心市街地周辺(一の坂川沿い・湯田)
-
- 保寧山瑠璃光寺 - 室町時代に大内義弘が建立。五重塔は国宝。
- 淸涼山月輪寺
- 香山常栄寺 – 庭園「雪舟庭」は国の名勝・史跡
- 正宗山洞春寺・のむら美術館
- 瑞雲山龍福寺 – 釈迦堂(本堂)は国の重要文化財、庭園は県指定名勝
- 古熊神社
- 山口大神宮
- 豊栄神社・野田神社 – 別格官幣社
- 仁壁神社
- 木戸神社
- 山口サビエル記念聖堂
- SLやまぐち号
- 湯田温泉
- 中原中也記念館
- 山口市民会館
- おおすみ歴史美術館
- 鴻ノ峰
- 一の坂川(後河原)
- 竪小路
- 山口市菜香亭
- 今八幡宮
- 八坂神社
- 南部(陶・鋳銭司・嘉川・佐山・小郡・阿知須・秋穂)
-
- 陶ヶ岳 (火の山連峰)
- 山口県セミナーパーク
- 長沢ガーデン
- 其中庵:俳人種田山頭火が住んだ庵。
- 中郷八幡宮
- 中領八幡宮
- 正八幡宮
- 阿知須温泉
- きらら浜
- 山口県立きらら浜自然観察公園
- 道の駅きらら あじす
- 道の駅あいお
- 秋穂八十八箇所
- 北部(仁保・徳地・阿東)
-
- 木戸峠
- 大原湖(佐波川ダム)
- 重源の郷
- 長門峡
- 道の駅長門峡
- 道の駅仁保の郷
- 道の駅願成就温泉
- 柚木慈生温泉
- KDDI山口衛星通信センター その他、スカパーJSATがSUPERBIRDの地上局(山口ネットワーク管制センター)を市中心部に近い荻町に、自治体衛星通信機構が地上局(山口管制局)を市内宮野上にそれぞれ設けている。後者については、全国瞬時警報システムなど最重要ミッションを運用している。
- 十種ヶ峰ウッドパーク(オートキャンプ場・スキー場)、船平山スキー場
- 徳佐しだれざくら(特に、徳佐八幡宮周辺で見られる)
- 船方総合農場(観光牧場)
- 蔵目喜(ぞうめき)梨園
- リンゴ狩り
- 釣り堀(地福近辺)
- 亀山の宝篋印塔(伝・静御前の墓)
行事・イベント編集
- 全日本実業団ハーフマラソン(毎年2月)
- 高倉荒神祭(2月28日)
- コープやまぐち 生協まつり(毎年4月)
- 湯田温泉白狐祭り(4月上旬)
- 青空天国いこいの広場(5月5日)
- 一の坂川 ほたる観賞Week(5月下旬 - 6月上旬の1週間)
- 山口祇園祭(7月20日 - 27日)
- ふしの夏祭り
- 山口七夕ちょうちんまつり(8月6日・7日)
- 陶八雲神社例祭(腰輪踊り)(例祭8月28日)
- えび狩り世界選手権(8月下旬)
- アートふる山口(毎年10月または11月)
- あいお花火祭り・あいお祭り(毎年10月)
- 嘉年土居神楽舞(毎年10月1日 - 2日)
- 山口天神祭(11月23日)
- 日本のクリスマスは山口から(毎年12月)
名物・特産品編集
著名な出身者編集
- 鮎川義介 - 実業家、日産自動車の創業者に当たる人物
- 安藤方之 - 鷺流狂言師
- 石川佳純 - 卓球選手
- 井上馨 - 武士、長州藩士、政治家、実業家
- 上田鳳陽 - 儒学者・国学者。山口大学建学の祖
- 上野英信 - 記録作家
- 濱村秀雄 - 陸上競技選手(ボストンマラソン優勝者)
- 大谷晋二郎 - プロレスラー
- 大野将平 - 世界柔道選手権73キロ級金メダリスト
- 大村益次郎 - 医師、西洋学者、兵学者
- 金森政雄 - 三菱重工業社長、日本経済団体連合会副会長
- 上川大樹 - 世界柔道選手権無差別級金メダリスト
- 兼崎地橙孫 - 俳人・書家・弁護士
- 嘉村礒多 - 私小説家
- 川野太郎 - 俳優
- 菊本侑希 - フットサル選手
- 岸信介 - 政治家、第56・57代内閣総理大臣
- 國重友美 - 書家
- 久保裕也 - プロサッカー選手
- 佐々木信夫 - 政治活動家
- 佐藤和雄 - 元東京都小金井市長、元朝日新聞記者
- 沢山保羅 - 牧師、教育者
- 新村出 - 言語学者、文献学者
- 田中頼三 - 軍人
- 田中陽子 - 女子サッカー選手
- 高邑勉 - 衆議院議員(民主党・比例中国)
- 寺内正毅 - 第18代内閣総理大臣
- 土井芳輔 - 南満州鉄道京城出張所所長
- 德田聡一朗 - フジテレビアナウンサー
- 徳本恭敏 - 声優
- 徳力基彦 - アジャイルメディア・ネットワーク共同創業者・元社長
- 栃忠秀昭 - 十両力士
- 富永有隣 - 武士・長州藩士、儒学者
- 中原貴之 - プロサッカー選手
- 中原中也 - 詩人
- 成瀬仁蔵 - 教育者、日本女子大学創設者
- 西川一三 - 日本のスパイ
- 原川力 - プロサッカー選手
- 半田優希 - 元プロサッカー選手
- 日野原重明 - 医師
- 福江俊喜 - 元山口県労働組合総連合議長、元高等学校教員
- 藤井旭 - 写真家
- 藤井克典 - NHKアナウンサー
- 藤本眞克 - 天文学者
- 桝屋敬悟 - 元衆議院議員、元厚生労働副大臣
- 松浦晃一郎 - 国際連合教育科学文化機関事務局長
- 松本龍憲 - プロ野球選手
- 丸山誠治 - 映画監督
- モリワキユイ(タレント、アイドル、山口活性学園のメンバー)
- 山尾庸三 - 東京大学工学部の前身となる工学寮を創立
- 山田信夫 - 東洋史学者
- 山本麻里 - 厚生労働省社会・援護局長
- 吉富簡一 – 元衆議院議員、初代山口県会議長
- Yuly(タレント、アイドル、山口活性学園のメンバー)
脚注編集
注釈編集
- ^ 当時、大内氏が周防国の中心地は防府(佐波郡)であったのにも関わらず、山口(吉敷郡)を選んだ背景として、大内氏が当時南朝の一員として室町幕府と戦っており(後に服従)、瀬戸内海と山陽道に面した防府は平時には便利でも戦時の防衛には不向きだったこと、防府周辺にあった周防国の国衙領と阿弥陀寺は当時奈良の東大寺の支配下にあり、東大寺の影響力が強い防府に本拠地を置いて同寺と摩擦を起こすことを避けたこと、山口は周囲を山に囲まれた盆地で防府よりも守りやすく、かつ地形が京都に似て四神相応の地とみなされたこと、などが考えられている(藤井崇『鎌倉遺文研究』21号、2008年。改題・改稿「弘世期の分国支配」『室町期大名権力論』同成社、2013年(原論文:「南北朝期長門国における厚東氏権力と弘世期大内氏権力」、2008年)P19)。
出典編集
- ^ 平成29年度市町民経済計算の概要 (PDF) - 山口県統計分析課2020年3月31日
- ^ “47都道府県の県庁所在地「認知度」ランキング【完全版】”. ダイヤモンドオンライン (2019年4月15日). 2020年2月19日閲覧。
- ^ 50の指標でみる市町のすがた(平成22年度版) 5 人口密度(1平方km当たり)[リンク切れ] (XLSファイル、47KB) - 山口県統計分析課
- ^ a b c 参謀本部 (1893年9月). “広島ヨリ赤間関ニ達スル鉄道線路撰択ノ件(広島馬関線)” (日本語). 2021年9月12日閲覧。
- ^ 『郷土大歳のあゆみ』大歳自治振興会、2002年12月10日、189頁。000004009651。
- ^ “気象庁 / 平年値(年・月ごとの値)”. 気象庁. 2021年5月19日閲覧。
- ^ 上金古曽町、下金古曽町、八幡馬場町、野田町、上竪小路町、下竪小路町、石観音町、道祖町、円政寺町、堂ノ前町、大市町、諸願小路町、久保小路町、銭湯小路町、新馬場町、後河原町、中河原町、早間田町、新町、米屋町、御局小路町、今小路町、中市町、相物小路町、太刀売町、松ノ木町、北ノ小路町、馬場殿小路町、米殿小路町、道場門前町、今市町、今道町、鰐石町、大附町、新橋町、西門前町、糸米小路町、荒高町、田町、中讃井町
- ^ 歴代知事編纂会編『日本の歴代市長』第3巻、歴代知事編纂会、1985年。『朝日新聞』。
- ^ “覚せい剤容疑の山口市議辞職”. スポーツ報知. (2014年7月11日) 2014年7月11日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “沢田・山口市議が辞職 覚醒剤使用容疑”. 読売新聞. (2014年7月12日) 2014年7月12日閲覧。
- ^ “令和2年地価公示(山口県分)の結果について”. 山口県政策企画課 土地・水資源対策班 (2020年3月25日). 2020年10月6日閲覧。
- ^ 平成23年刊山口県統計年鑑
- ^ 平成23年市町別観光客数
- ^ 締結当時は小郡町
- ^ 会社概要 - 山口ケーブルビジョン(2012年1月5日現在)
- ^ “NNNニュース 校名は「県立山口松風館高校」- 日テレNEWS24”. 2021年2月19日閲覧。
- ^ “安全祈願祭 JR新山口駅の自由通路、橋上駅舎工事” (日本語). 山口新聞 (下関市: 山口新聞社). (2011年11月24日) 2012年1月5日閲覧。
- ^ “知事記者会見録(平成23年11月14日実施分)”. 山口県広報広聴課 (2011年11月16日). 2012年1月3日閲覧。
- ^ 岩空山威徳寺公式
関連項目編集
- 山口・防府地区
- 山口市役所
- 日本の音風景100選:山口線のSL