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参議院議員通常選挙 - Wikipedia

参議院議員通常選挙

日本参議院議員選出するため選挙

参議院議員通常選挙さんぎいぎいつうじょうせんきょ[注釈 1]日本国会議員うち参議院議員選ぶため日本選挙ある参議院議員任期63ごと半数改選する日本国憲法46なお参議院議員通常選挙任期満了による3ごと選挙のみ指しこれ以外選挙補欠選挙通常選挙含まない

概要編集

参議院衆議院同様国民代表する選挙議員組織れる日本国憲法431通常参議院議員通常選挙任期満了30以内行われる公職選挙321しかし通常選挙行うべき期間参議院開会または参議院閉会から23以内かかる場合参議院閉会から24以後30以内行う公職選挙322ため任期満了行われる場合ある

参議院議員通常選挙全国規模国政選挙ある議員一斉選出するわけなく半数改選あるから選挙呼ば公職選挙323ごと参議院議員選挙通常選挙呼んいるただし国会議員選挙公示について定め日本国憲法74選挙について国会議員選挙施行公示すること規定おり衆参問わ議院国会議員選出する基本選挙公示天皇国事行為として定め趣旨ある解されることから憲法74選挙参議院議員通常選挙含まれる解する通説ある[1][注釈 2]選挙対象参議院議員こと改選議員選挙対象参議院議員改選議員呼ぶ公職選挙により参議院議員通常選挙期日少なくとも17公示なけれならないいる公職選挙323

選挙投票により行う公職選挙35参議院議員選挙において選挙選出議員及び比例代表選出議員ごと投票する公職選挙36参議院議員通常選挙選挙事務管理について特別定めある場合除くほか選挙選出議員選挙について都道府県選挙管理委員管理比例代表選出議員選挙について中央選挙管理管理する公職選挙5選挙被選挙権選挙方式詳細について次節以下参照

参議院議員通常選挙行わいる時期衆議院解散衆議院議員選挙行われることなっ場合衆議院選挙参議院選挙両方選挙同時に行う衆参同日選挙 また316から国会会期衆議院議員欠員生じ場合補欠選挙同時に行う

選挙参議院議員任期6ある日本国憲法46前段参議院議員任期通常選挙による参議院議員任期満了翌日から起算する公職選挙257本文ただし通常選挙通常選挙による参議院議員任期満了翌日行わとき通常選挙期日から起算する公職選挙257但書

参議院議員通常選挙行わときその任期始まるから30以内臨時臨時国会召集なけれならない国会232本文ただしその期間常会通常国会特別特別国会召集場合またはその期間任期満了による衆議院議員選挙行うべき期間かかる場合この限りない国会232但書

19471選挙行わ以降3ごと行わおり1956以降6または7投票設定いる(1986以降7)。

選挙及び被選挙権編集

参議院議員及びその選挙資格法律具体公職選挙定められる日本国憲法44本文

選挙編集

  • 日本国民年齢18以上参議院議員議員選挙有する公職選挙91
    • 20156改正公職選挙成立20166から選挙年齢20以上から18以上引き下げられ18選挙[2]
  • 例外選挙ないについて公職選挙111252政治資金規正28規定ある

被選挙権編集

  • 日本国民年齢30以上参議院議員被選挙権有する公職選挙101及び2
  • 例外被選挙権ないについて公職選挙11112252政治資金規正28規定ある

選挙方式編集

  • 議員定数選挙投票方法など参議院議員通常選挙に関する事項法律公職選挙によって定められる日本国憲法43247
  • 議員定数2452022から248ある半数改選あるため選挙74議席比例代表50議席分かれる公職選挙42選挙原則として都道府県1置かれる比例代表全国統一行うこの全国11ブロックからなる衆議院議員選挙比例代表異なる
  • 比例代表選出選挙立候補する政党政治団体以下いずれ規定満たす必要ある
    1. 当該政党政治団体所属する衆議院議員参議院議員5以上有すること
    2. 直近行わ衆議院議員選挙選挙または比例代表選出議員選挙あるいは参議院議員通常選挙における選挙または比例代表選出議員選挙当該政党政治団体得票総数当該選挙有効投票総数2%以上あること
    3. 当該参議院議員通常選挙において当該政党政治団体候補10以上有すること
  • 選挙比例代表重複立候補制度採用ない

選挙編集

2019現在定数1472022から148

  • 選挙候補氏名1自書投票する
  • 当選多数得票から順にその通常選挙選出する議員達するまで当選するただし有効投票総数定数分の以上得票必要ある法定得票
元年25選挙から適用れる選挙区割り一覧
改選 選挙 選挙
6 1選挙 東京
4 4選挙 埼玉神奈川愛知大阪
3 4選挙 北海道千葉兵庫福岡
2 4選挙 茨城静岡京都広島
1 32選挙 青森岩手宮城秋田山形福島栃木群馬山梨新潟
富山石川福井長野岐阜三重滋賀奈良和歌山
鳥取島根岡山山口徳島高知香川愛媛佐賀長崎
熊本大分宮崎鹿児島沖縄
平成2523選挙における改選
リンククリックする都道府県選挙記事移動する太字2以上選挙
平成2824選挙における改選
リンククリックする都道府県選挙記事移動する
太字2以上選挙隣接2併せ改選1なる選挙

有権者比較編集

選挙名簿在外選挙名簿登録20211018現在[3]
選挙 定数 登録 格差
福井選挙比較
01北海道選挙 6 4,492,222 2.342
02青森選挙 2 1,081,134 1.691
03岩手選挙 2 1,041,830 1.63
04宮城選挙 2 1,929,935 3.019
05秋田選挙 2 843,111 1.319
06山形選挙 2 907,625 1.42
07福島選挙 2 1,577,551 2.467
08茨城選挙 4 2,421,838 1.894
09栃木選挙 2 1,629,358 2.548
10群馬選挙 2 1,618,487 2.531
11埼玉選挙 8 6,169,431 2.4120
12千葉選挙 6 5,283,351 2.755
14神奈川選挙 8 7,725,541 3.021
19山梨選挙 2 688,711 1.077
13東京選挙 12 11,542,928 3.009
15新潟選挙 2 1,879,381 2.94
16富山選挙 2 881,848 1.379
17石川選挙 2 947,426 1.482
18福井選挙 2 639,353 1.000
20長野選挙 2 1,731,242 2.708
21岐阜選挙 2 1,658,181 2.594
22静岡選挙 4 3,054,514 2.389
23愛知選挙 8 6,138,633 2.4
24三重選挙 2 1,483,224 2.32
25滋賀選挙 2 1,155,366 1.807
26京都選挙 4 2,108,884 1.649
27大阪選挙 8 7,341,224 2.871
28兵庫選挙 6 4,585,011 2.39
29奈良選挙 2 1,136,302 1.777
30和歌山選挙 2 802,995 1.256
31-32鳥取島根選挙 2 1,027,058 1.606
33岡山選挙 2 1,572,018 2.459
34広島選挙 4 2,327,415 1.82
35山口選挙 2 1,143,947 1.789
36-39徳島高知選挙 2 1,223,653 1.914
37香川選挙 2 813,434 1.272
38愛媛選挙 2 1,144,191 1.79
40福岡選挙 6 4,241,570 2.211
41佐賀選挙 2 676,127 1.058
42長崎選挙 2 1,116,961 1.747
43熊本選挙 2 1,458,757 2.282
44大分選挙 2 957,462 1.498
45宮崎選挙 2 903,225 1.413
46鹿児島選挙 2 1,341,565 2.098倍
47沖縄選挙 2 1,178,744 1.844

比例代表編集

2019現在定数982022から100

  • 都道府県選挙する比例代表採用公職選挙122
  • 選挙立候補1氏名自書投票する個人ただし選挙立候補1氏名自書する代え1立候補参議院名簿届出政党名称自書投票することできる政党
  • 各々参議院名簿届出政党当選人数政党ごと各々候補個人政党すべて合算ドントにより決定れる
  • 各々参議院名簿届出政党において当選ある政党ごと各々個人多寡順位応じ上記当選人数まで当選せるという方式決定れる拘束名簿方式なお衆議院議員選挙拘束名簿方式比例代表採用おり参議院議員通常選挙方式異なる
  • 2019725参議院選挙から比例一部1983から1998まで採用拘束名簿厳正拘束名簿特定として復活することなりこれによって比例拘束名簿拘束名簿両方混合することなる

参議院議員通常選挙沿革編集

1947昭和22
参議院議員選挙昭和22法律11公布全国採用全国100地方区150定数250
1950昭和25
公職選挙昭和25415法律100施行れる参議院議員選挙廃止
1970昭和46
沖縄返還備え沖縄住民国政参加特別措置制定により定数2定数252
1980昭和55
衆参同日選挙36衆議院議員選挙12参議院議員通常選挙
1983昭和58
全国代え都道府県対象する比例代表採用厳正拘束名簿
1992平成4
都道府県揃っ初めて即日開票16参議院議員通常選挙
1995平成7
参議院議員選挙として選挙定数是正8宮城埼玉神奈川岐阜28北海道4兵庫福岡2
1996平成8
1992平成416参議院通常選挙定数配分最大格差16.59つき最高裁違憲問題生ずる程度投票価値著しい平等状態あっ判断最大89115082283ただし格差この程度達しから選挙まで国会議員定数配分規定是正する措置講じなかっことをもってその立法裁量限界超えるもの断定することできないとして違憲なかっ
1998平成10
投票時間延長不在投票期日投票含む不在投票期日投票事由緩和14参議院議員通常選挙
2001平成13
比例代表改定拘束名簿選挙6岡山熊本鹿児島2比例4定数242
2007平成19
選挙4東京千葉24栃木群馬2
2012平成24
2010平成2216参議院通常選挙定数配分最大格差15.00つき最高裁違憲問題生ずる程度投票価値著しい平等状態あっ判断ただし選挙まで国会議員定数配分規定是正する措置講じなかっことをもってその国会裁量限界超えるもの断定することできないとして違憲なかっ
2013平成25
選挙4神奈川大阪24福島岐阜2選挙期間インターネット選挙運動解禁
2015平成27
選挙年齢20以上から18以上引き下げ[2]
2016平成28
選挙10北海道東京愛知兵庫福岡210宮城新潟長野2鳥取島根徳島高知2初めて参議院合同選挙導入
2019元年
比例代表改定従来拘束名簿拘束名簿ある特定追加選挙2埼玉2比例4

格差判断について最高裁判例

  1. 著しい平等状態有無
  2. その状態相当期間継続いる可否

判断基準1抵触いる場合違憲状態12双方抵触いれ違憲として結論導いおり違憲判決とる場合選挙効力についてさらに判断行う[4]議員定数訴訟における違憲違憲状態について格差参照

参議院議員通常選挙一覧編集

実施内閣 投票 投票 定数 改選 任期満了 備考
昭和
1 吉田1 1947昭和22420 日曜日 61.12% 250 - 1953年昭和2852 半数下位当選1950昭和2552任期満了
日本国憲法102及びその関連法規による特例
2 吉田3 1950昭和2564 72.19% 125 1956昭和3163 任期満了選挙
3 吉田4 1953昭和28424 金曜日 63.18% 1959昭和3452
4 鳩山3 1956昭和3178 日曜日 62.11% 1962昭和3777 任期満了選挙
5 2 1959昭和3462 火曜日 58.75% 1965昭和4061
6 池田2 1962昭和3771 日曜日 68.22% 1968昭和4377
7 佐藤1 1965昭和4074 67.02% 1971昭和4671 任期満了選挙
8 佐藤2 1968昭和4377 68.94% 1974昭和4977 19701115行わ沖縄国政参加選挙2[注釈 3]選出により250から252定数
9 佐藤3 1971昭和46627 59.24% 252 126 1977昭和52710
10 田中角栄2 1974昭和4977 73.20% 1980昭和5577
11 福田 1977昭和52710 68.49% 1983昭和5879 任期満了選挙
12 大平2 1980昭和55622 75.54% 1986昭和6177 衆参同日選挙36衆議院議員選挙
13 中曽根1 1983昭和58626 58.00% 1989平成元年79
14 中曽根22 1986昭和6176 71.36% 1992平成477 昭和最後衆参同日選挙38衆議院議員選挙
平成
15 宇野 1989平成元年723 日曜日 44.52% 252 126 1989平成元年79 平成最初任期満了選挙
16 宮澤 1992平成4726 58.84% 1992平成477 任期満了選挙
17 村山 1995平成7723 56.44% 1995平成7722 任期満了翌日選挙
18 橋本2 1998平成10712 56.57% 1998平成10725
19 小泉1 2001平成13729 58.64% 247 121 2001平成13722 任期満了選挙
20 小泉2 2004平成16711 57.92% 242 2004平成16725
21 安倍1 2007平成19729 52.61% 2007平成19728 任期満了翌日選挙
22 直人 2010平成22711 54.70% 2010平成22725
23 安倍2 2013平成25721 48.80% 2013平成25728
24 安倍31 2016平成28710 54.70% 2016平成28725 平成最後このから公職選挙改正選挙18以上引き下げ
鳥取島根徳島高知なる
25 安倍41 2019元年721 日曜日 48.80% 245 124 20257728 最初
26 248 2028107??
  • ここいう改選全国通常選挙合併行わ補欠選挙による3議員含まない
  • 赤字最高投票最低投票

当選回数編集

  • 人名太字現職議員
人名 当選
回数
当選 最終当選 備考
さんとう あきこ/山東昭子 8 10 25 16落選のち繰り上げ当選18出馬
しん とらさふろう/新谷寅三郎 7 01回 12 1任期3
あき ようそう/秋山長造 03回 13
こおり ゆういち/祐一 6 02回 11
やすい /安井 02回 12
ゆき/瀬谷英行 06回 16
てん /英夫 09回 19 19落選のち繰り上げ当選
いとう ゆうろう/斎藤十朗 08回 18 8補欠選挙当選
なかそ ひろふみ/中曽根弘文 14 24
/尾辻秀久 15 25

脚注編集

注釈編集

  1. ^ 略し参院呼ばれる
  2. ^ マッカーサー草案一院制国会定めため齟齬無かっ日本二院修正当該規定改められなかっ
  3. ^ 1任期1974昭和4977までもう1任期1971昭和4673まで

出典編集

  1. ^ 宮沢芦部信喜日本国憲法125126日本評論1978昭和53
  2. ^ a b 選挙年齢18以上 改正公選法成立. 47NEWS. (2015617). https://web.archive.org/web/20150617032536/http://www.47news.jp/CN/201506/CN2015061701001110.html 20171014閲覧  現在インターネットアーカイブ残存
  3. ^ 総務選挙名簿及び在外選挙名簿登録 (日本語). 総務. 2021923閲覧
  4. ^ 猶予なし立法府 判断違憲状態有効違憲 産経新聞 2013326 2構成220171014閲覧現在インターネットアーカイブ残存

関連項目編集

外部リンク編集