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丹波国 - Wikipedia

丹波

近国属する一つ

丹波たんくに日本地方行政区分ある一つ山陰属する

丹波
地図 令制国 丹波国.svg
-丹波国
-山陰道
別称 たんしゅう[注釈 1]
所属 山陰
相当領域 京都中部兵庫北東大阪北部[注釈 2]
国力
距離 近国
668
国内主要施設
丹波国府 1.推定京都亀岡
2.推定京都
丹波国分寺 京都亀岡丹波国分寺
丹波国分尼寺 京都亀岡
一宮 出雲大神宮京都亀岡
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丹波名称由来編集

丹波使わいる古く称し[1][2][3][4]谿[5]など表記られる藤原出土木簡例外除い全て丹波ので大宝律令施行とともに丹波統一考えられいる[6]

和名丹波その由来として和訓諸国名義すなわち平らか広いいる後者有力いる[7][8] また分割れる場合近い付け命名れること一般ある律令制以前丹波分割とき丹波地名そのまま残り丹波なっ[9]現在丹後峰山丹波という地名残るこれあり丹波丹波中心言わいる[10]

古代編集

律令制以前但馬丹後含み丹波国造領域現在京都中部北部兵庫北部中部加え大阪一部及ん7世紀成立伴い但馬地域但馬なりまた和銅671343北部5丹後としてそして近い丹波なっ[11]現在丹波丹後但馬三丹但馬含まない場合[12]総称することある 丹波大まか言っ亀岡盆地由良福知山盆地篠山盆地それぞれ違う大きな盆地あり互い山地隔ているこのため丹波甲斐信濃尾張土佐よう単位結束歴史持ちにくい性質あり丹波歴史複雑地域として亀岡八木園部丹波地方山城摂津福知山綾部丹後但馬篠山摂津播磨氷上但馬播磨密接係わる歴史持っ

中世編集

丹波古くより京都平安京北西出入口当たる地理条件から時代権力から重要播磨大和など並ん鎌倉時代探題江戸時代京都所司代など直接支配受けそれだけに政局巻き込まやすい国でもあっ鎌倉時代末期足利桑田京都亀岡挙兵安土桃山時代丹波亀山明智光秀本能寺起こすといった時代変革重要舞台なっさほど有名ない戦国時代上城波多野松田丹波豪族まとめるこれ率い山城など周辺諸国進出ことある

室町時代おおむね細川領国として守護内藤栄え

安土桃山時代羽柴秀勝羽柴小早川秀秋前田玄以といった豊臣政権親族など亀山置か一方福智山小野木重勝封じられ織田信長ある織田信包氷上柏原陣屋構え

近世編集

江戸時代有する大名なく7丹波亀山園部綾部山家篠山柏原福知山有しそのうち丹波亀山篠山京都近いため幕府重責担っ譜代大名による移入多く徳川幕府重要する一つあっ

近代以後編集

廃藩置県明治4112187112191府県統合により桑田船井鹿京都天田氷上多紀豊岡分けられさらに1876明治98212府県統合により豊岡廃止天田京都氷上多紀兵庫編入れることなっその後1958昭和3341市町村合併により京都桑田田村大阪高槻京都亀岡西別院寺田地区大阪豊能豊能編入いる

近世以降沿革編集

国内施設編集

国府編集

和名国府桑田高低半日あることから10世紀桑田現在亀岡周辺あっれるしかしながら国府位置確定できおら現在諸説ある[13]

  • 桑田 使亀岡保津
地名按察使由来あり按察使大国国司兼任するあり国府または国司推定するある[14]
地名やけ = 由来郡衙推定いる国衙ある
10世紀まで候補として有力千代川遺跡から8世紀中葉から9世紀中心する建物遺物見つかっいる
  • 船井 屋賀八木屋賀
船井ながら桑田あり古代桑田あっみなせる室町時代描かれる丹波国吉富絵図屋賀考える場所豪勢建物と共に記さいるまた集落国府という小字あり丹波総社ある神社鎮座いる[13]

また以上踏まえ千代川あっ国府平安から鎌倉初期にかけて屋賀移転するある[13]

国分寺国分尼寺編集

現在同じ位置護国山国立ち法灯伝承する
通称上人廃寺

神社編集

延喜式内
延喜大社54小社66657169記載いる大社以下示すものいずれ名神大社丹波式内一覧参照
総社一宮
二宮以下ない

安国寺利生編集

城郭編集

丹波国三山城編集

地域編集

編集

江戸時代編集

  • 福知山有馬68天領岡部5稲葉45700松平深溝45900朽木32
  • 丹波亀山前田5岡部32松平大給22菅沼41松平藤井38久世5井上47青山5松平形原5
  • 篠山松平松井5松平藤井5松平形原5青山56
  • 柏原織田36天領織田2
  • 園部出家29,8002524
  • 綾部九鬼219,500
  • 山家111
  • 前田5 松平松井5篠山

人物編集

国司編集

丹波編集

丹波編集

守護編集

鎌倉幕府編集

室町幕府編集

戦国大名編集

国人編集

武家官位として丹波編集

丹波合戦編集

現在編集

行政呼称編集

京都府内
  • またはくち全域丹波 - 亀岡船井園部八木日吉北桑田美山船井
  • ちゅうたん丹波丹後またがる地域 - 福知山綾部舞鶴天田鹿加佐
兵庫県内
  • 丹波兵庫丹波 - 丹波丹波篠山

京都丹波兵庫丹波編集

丹波範囲現在兵庫丹波篠山及び丹波人口面積とも全体2京都亀岡船井丹波綾部福知山あるため兵庫部分より京都部分ほう広大ある兵庫丹波京都丹波分類する丹波2府県またがるためある

そもそも丹波中央集権体制進める明治政府大久保利通により但馬丹後含め似通っ地域無視2府県分けられ亀岡及び船井園部八木県庁所在地含む京阪神から遠く離れ府県および施策から重き置かので高度経済成長一層過疎強まっなお1871明治41121876明治98215年間桑田鹿船井3および山城京都氷上多紀天田3および但馬豊岡言う構成あっ豊岡二分天田京都氷上多紀2但馬兵庫編入れることなっ出石藩桜井発案ある当初桜井豊岡全域飾磨播磨合併進言ようある

丹波名称問題編集

2004平成1611氷上町村合併周囲反対押し切る丹波新市これに対して反対批判あっ兵庫篠山丹波広め丹波全域あり丹波黒豆丹波松茸など丹波ブランド確立自負あっ[15]これ加え京都府内綾部市長丹波町長首長から反対懸念上がっ[16]古代から丹波中心あり続け亀岡市長から反対なかっこの問題毎日放送MBSテレビ関西ローカルニュース番組VOICE神戸新聞京都新聞はじめする関西新聞テレビメディア大きく報じられ竹内正浩著書日本地名文春新書丹波京都はじめ全国反発買っという事件あっ書いいる2004当時丹波京都存在違いあるので競合そのもの法律問題なかっ丹波周辺合併丹波発足2005平成171011もっ丹波丹波並存解消

丹波篠山改称編集

上記丹波問題られるよう篠山国名丹波愛着強い国名冠し丹波篠山民謡デカンショ謳わ黒豆など市内物産販売ブランドとして活用観光協会丹波篠山観光協会名乗っいる丹波問題触発れるなど丹波篠山改称する機運高まり20181118住民投票賛成多数なり[17]201951丹波篠山改称

丹波丹後但馬編集

丹波丹後あわせりょうたん丹波但馬あわせまたはたんたん丹波丹後但馬あわせたんさんたん呼ばれる柏原厄除大祭たん祭りなど表現れる

なお但馬丹後用いられる場合ある

脚注編集

[脚注使い方]

注釈編集

  1. ^ 別称丹後あわせまたは単独呼称
  2. ^ 大阪高槻一部大阪豊能豊能一部あたる摂津あっ能勢豊島統合豊能編入あり以降摂津みなす見解ある

出典編集

  1. ^ 角川日本地名辞典26 京都 上巻角川書店1982936
  2. ^ 古事記一部記載世界百科事典平凡社丹波より
  3. ^ 文書 記載京都地名平凡社丹波より
  4. ^ 大同類聚記載角川日本地名辞典26 京都 上巻角川書店1982936
  5. ^ 京都地名語源辞典東京出版2013368
  6. ^ 世界百科事典平凡社丹波
  7. ^ 京都地名平凡社丹波
  8. ^ 世界百科事典平凡社丹波国史辞典吉川弘文館丹波でもよるする
  9. ^ 京都地名語源辞典東京出版2013370
  10. ^ 角川日本地名辞典26 京都 上巻角川書店1982936
  11. ^ 京都地名語源辞典東京出版2013370
  12. ^ 日日新聞2019810閲覧
  13. ^ a b c 日本歴史地名大系 京都地名平凡社丹波国府
  14. ^ 京都地名亀岡 使
  15. ^ 神戸新聞2003717記事など
  16. ^ 京都新聞200375記事など
  17. ^ 列島追跡兵庫篠山丹波篠山両隣丹波発信課題日本経済新聞朝刊20181126地域総合20181126閲覧

参考文献編集

関連事項編集

丹波由来する自治体編集

関連項目編集

外部リンク編集