同じ単語を同じ色にすることの効用

polymonyrks2022/07/15(金) - 19:57 に投稿

タップハイライトの機能(同じ単語を同じ色にすること)で、何が得られるか。特に難しい文章に対してどう有効か。ご説明します。

 

1.読み戻りを容易に

読書術の本、とくに速読術の解説書では、読み戻りは悪手だとされます。しかし、自身の幅を広げる、経験値をあげる読書は読み戻りが求められます。

既に知っている概念(単語)を組み合わせて、まだ知らない概念(単語)を習得するのが普通です。その際に全てを知っていることなんて殆どありません。わからないものが合ってもとりあえず読み進めていって、読み進んだ先でイメージを掴んだあとで再度戻る、というのはよくあるシチュエーションです。いわゆる復習するということですね。

 

どこに書いてあるか(ハイライトによる解決)

慣れていないときはある重要な単語の意味を説明されてもスルーしてしまうことが多いです。重要な単語なので当然、その後で何も説明がなく出てきます。その際に、あれ、これはどこかに書いてあるのかな?となるはずです。教科書であれば大概はそれ以前の場所で説明がなされています。それを探すのは手間ですが色を使うことで楽に見つけられます。

Video file

 

ハイライトのコスト

ただし、キーボードを使う手間があったり多色を使えなかったりと不便なことがあります。タップハイライト拡張を使えば、文章中の単語、上の文脈であればわからない単語(「マトリクス」など)をタップするだけで終了です。

 

2.わからない度の軽減(少なくとも同じ単語)

分からない単語をハイライトすると、文章中の他の場所に出てくるその単語も同じ色になります。これは以下の2つの効果をもたらします。

2.1.わからない単語の見かけ上の数を減らす

次の穴埋めクイズを見てください。以下の18個のマーカーの単語を全て埋めてください。同じ単語があったりなかったりします。

穴埋め

 

 

 

 

結構難しいはずです。では以下でもう一度お願いします。今度は同じ色は同じ単語です。

ウメウメ

このマーカー部が「分からない単語」に相当します。選択肢が18から2つに減りました。心理的負担が大きく軽減します。

 

2.2.わからない単語の意味を推測できる可能性を上げる

これは埋めるべき枠が増えるだけでなく、その2つの単語が使われている文脈も増えている効果があります。つまり、「ヒント」が増えたことになります。上であれば、桶狭間の戦いは誰が関わっているか、上洛したのは誰か、将軍義昭と敵対したのは誰か、この内のどれかがわかれば緑が信長だとわかってしまいます。

答えの詳細はこちらで確認ください。

 

まとめ

1.本格的な読書、自身の幅を広げる読書では、読み戻ることが多々あります。その際にも単語をマーキングすることでどこに戻ればいいかが楽にわかります。

2.意味がわからない場合でも、マーカーを引くことで少なくとも同じ単語であることがわかります。これによりわからないものの選択肢を減らし、更にわからないものの意味を推察するチャンスを増やすことが出来ました。

しかし、これを手でやるとなると大変です。

 

楽に高速でハイライト(アプリ紹介)

当関数型玩具製作所は「タップハイライト拡張」というアプリを用意しています。ハイライトとはマーキングのことを指します。上の動画も「タップハイライト」を用いて作成されています。気になる方は是非見てみてください。

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