はじめに
前回はタップハイライトの基本的な使い方をご説明しました。
今回は具体例(Wikipedia「化学結合」)に即して効果的なハイライト戦略をご説明します。
「何かを説明する文章」で有効な基本的な戦略です。
教科書、参考書、論文などなど、難しいとされる大半の文章はこれに該当します。
なお、日替わりWikipediaという連載を用意しています。そちらで是非、試してみてください。
1 起動(復習)
左下の黄色のボタンを押すと起動します。
2 ハイライト(復習)
起動後は単語をタップすることで同じ単語を同じ色にハイライトできます。
ひらがなと漢字はダブルタップ(開始点(最初のタップ)、終了点(最後のタップ))
それ以外はシングルタップです。
ダブルタップのやり方を下の動画で示します。
3.有効なハイライト1(タイトル)
どの単語をハイライトするか。ここが迷うところです。
3.1. タイトル(形容詞と名詞)
一番のおすすめは「タイトル」です。タイトルの単語は本文でもよく出てくるのが普通です。
その際に単語を「形容詞」と「名詞」に分割してください。
今回の「化学結合」であれば「化学」「結合」です。2つの単語をハイライトします。
3.2. 化学のハイライト
「化」をタップした後で「学」をタップします。
3.3. 結合のハイライト
同様に「結」をタップしたあとで「合」をタップします。
形容詞と名詞をハイライトすることで、他の形容詞が浮かび上がってきます。
上の画像をじっくり観察してから下の進んでください。
4.有効なハイライト2(形容詞(新規)+名詞(ハイライト済み))
タイトルの形容詞、名詞をハイライトしたあとで本文を読んでいくと、次のハイライト対象が見つかります。
形容詞(新規)+名詞(ハイライト済み)という形です。
今回の例であれば説明を読み進めると、
結合の種類として
「分子内」(新規形容詞)「結合」(ハイライト済み)と、
「分子間」(新規形容詞)「結合」(ハイライト済み)が出てきます。
更に「分子」「内」「分子」「間」と分割します。下は「分子」をハイライトした結果です。
さらに、「内」「間」をタップします。漢字一文字は始点と終点が同じと考えて同じ漢字を2回タップです。
読み進めると「金属」「結合」も見当たるので「金属」をハイライトします。
5 色のトグル
ハイライトしていくと、区別しにくい色が出てきたりします。
今回であれば「内」と「間」がイマイチ区別しにくいかもしれません。
その場合は同じ単語をタップすることでもう一度別の色でハイライトします。
気に入る色になるまで繰り返します。
6 まとめ
有効なハイライト語(その1)は以上です。まとめると、
1.タイトルを利用する
2.形容詞と名詞に分割してハイライト
3.文章中の形容詞(新規)と名詞(ハイライト済み)を手がかりに
どの単語をハイライトするか、ここを迷いなく選択できると読書からの集中が切れません。
慣れればルーティン化されてきます。
次回は別の定石についてご説明します。
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