本ブログの趣旨

Submitted by polymonyrks on Thu, 12/01/2022 - 20:12

記事一覧へ戻る      次へ

はじめに

関数型玩具製作所の石川です。
文章の視認性を向上させる技術を開発しています。
同技術の背景知識を記事の形で残すことにしました。
趣旨は以下のとおりです。

 

文章の視認性を向上させる技術

読書中に文章をダイナミックに書式変更することで視認性を向上させる技術を開発しています。
例えば、下記動画(タップハイライト拡張)です。

 

Video file


単語をタップ(クリック)すると同じ単語が同じ色にハイライトされます(詳細はこちら)。
一見するとグロテスクでナンセンスに感じられるかもしれません。
しかし、ある業界ではこれの原型となる技術(多色ハイライト)でガシガシ難しい文章を読んでたりします。


難しい文章ほど効果が高いです。
既存の読書法(読者のモチベーションが大事、アウトプットが大事、読む順番、本の選び方、本の構成を知る、などなど)に、
また一つ違う武器を提供できると確信しています。

 

課題 - 技術への信頼感

少し話がそれますが、
一方で読書は非常に高度な知的作業です。
この高度な知的作業に「違和感」が混ざるととたんに読めなくなったりします。
ご紹介しようとしている技術は読書中に文章をハイライトしたりする等の見慣れないギミックを採用しています。
これが初見では「違和感」をもたらし、逆効果になってしまいます。
(本記事最後にWikipediaをハイライトして読むサンプルページを用意しています。試しにハイライトしながら読み進めてみてください。「本当にこれで?」というメタ視点が色々と台無しにしてくれるはずです。)


何より自分も、事あるごとにこの技術の有効性について疑問を持つことが多々ありました。
テストでチェックする際には、メタ視点にいくらかリソースを割かれます。つまりこれはうまくいっているのか、とか、他に改善点はないかな、といった意識です。
これが原因で却って読みにくい、と感じることもありました。


しかし、ある事実、言語の本質に関わるのですが、その事実に気づいてから、この路線で開発を続けるのは正しいと確信しました。
ハイライトの例で言えば、「言語の本質は事物を言葉で分けること」です。色を利用して同じものは同じものと示すのは方向性としては正解なのです。
難しいとされる文章ほどハイライトが有効に効くのも必然だったりします。
このあたりは、別に日を改めて説明します。


このような確信を持つことで、新しいギミックを利用しても違和感なく読み進めることが出来ます。
その際には、普段白黒で読んでいるのとは全く違う読み方、特に視野の拡大と読み戻りの容易さが手に入ります。
普段読んでいる簡単な文章ではこの恩恵は感じられにくいですが、とりわけ難しい文章では大きな武器になります。
従来型の読書ではダメージが0だったものがダメージ1が通るようになります。この差は大きいです。


今後の予定

各記事で技術を段階を踏んでご説明します。その際に実際の事例も用意します。
実際の例で体験してもらうことで、
そのためにブログ記事を定期的に投稿していきます。
12月中にある程度は形にしたいです。


最初の例

百聞、百見は一操作に如かずと思いますので、具体例を用意しました。
Wikipediaの記事(英語)です。

 

 

操作は左上のボタンをタップ or クリックしたあとで文章中の単語をタップします。
今回は色々タップしてハイライトが文章全体に展開される様を観察してみてください。
先入観なく遊んでもらえたらと思います。


日本語も用意しています。

 

 

今回に関しては英語をおすすめします。理由はタップ数が1回でシンプルだからです。
日本語は単語の切れ目がないので、漢字・ひらがなは始点と終点の2回タップが必要になります。
このめんどくささを解消する技術も持っていますが、あとの方でご紹介します。
まずは基本からスタートさせてください。

 

日本語単語切れ目がない

 

これが現段階ではデメリットに見えていますが、
それを補う技術があるだけでなく、他のある技術と組み合わせると大きく化けます。
各種技術を入れることで、各言語の特性が際立ってくるのは本当に面白いです。

 

記事一覧へ戻る   次へ